2018年01月14日
上映前と後、会場に変化をもたらす力の正体とは。。。
昨日の先行上映会でも感じられた事ですが、『天から見れば』上映会において、毎回、上映前と上映後とでは会場の雰囲気があきらかに変化することに気づかされます。ドキュメンタリー映画は少なからず観る人の心情、考え方、概念、常識、意見などに直接的に真実をつきつけて多少の変化をもたらす力があるようなところがあると思います。
『天から見れば』は大仰ではなく淡々とストーリーが語られます。静かに進行していきながらも、各々の見方や考え方、感じ方、受けとめ方‥いろいろな意味でハッとするポイントが次々と展開されます。つきつけられたストーリーを即座に消化できなかったり、心を大きく揺さぶられる感覚が感想で述べられる事がとても多い作品です。
観た夜は興奮して眠れなかったとか、生まれ変わったような気分になったなどの感想が寄せられる事もあります。それはとても前向きな動揺、衝撃として受けとめる方が多くいらっしゃいます。また、観る側の現状によっては感じ方の違いが如実に現れてしまう作品でもあります。
事故で両腕を無くし、苦労して画家の道に導かれるというショッキングで重いテーマのような印象を持たれがちですが、不思議と多くの方が元気づけられる映画で、観る度に新たな気づきもあるようです。南正文さんも師匠の大石順教先生も数奇な運命をたどった人という事を知らずに出会ったとしても十分に魅力的なお人柄なので、親しみも感じさせるのではないかと思います。
小学3年生以上の理解力があればわかるような内容で、上映後のアンケートでは子ども達からの反響も大きく、全国的にも中学生や高校生からの感想は特に熱いようです。
上映前には思いもよらなかった心情の変化を実感できた時にあふれる驚きや戸惑い、清々しい生き方に対面したうれしさのような‥不思議な会場のエネルギーの変化を毎回感じております。
次回の『天から見れば』上映会は那覇市首里

1月27日(土)18時開場 1500円

どんな雰囲気の上映会になるのか














日本画家 南正文 作品展『よろこびの種を』
2月9日(金)〜20日(火)
午前9時30分〜午後5時 ※最終入館は閉館30分前
浦添市美術館
※休館日・・・19日(月)
※金曜日は午後7時閉館・・・9日(金)、16日(金)
※最終日は午後1時閉館・・・20日(火)
Posted by 南正文 作品展「よろこびの種を」 沖縄事務局 at 23:58│Comments(0)
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