沖縄開催になったキッカケ

南正文 作品展「よろこびの種を」 沖縄事務局

2018年02月08日 23:57


南弥生さんと造倉(栗山)初美=くりちゃん



南正文さんは大阪府堺市出身。
日本画家 南正文 作品展『よろこびの種を』 の記念すべきスタートは沖縄
奥様の南弥生さんが代表理事の『一般社団法人 南正文よろこびの種を』が主催する初の作品展です。
なぜ沖縄からなんですか?というお問合せが多く寄せられます

そのキッカケとなったのが、沖縄展主宰のくりちゃんこと、造倉(栗山)初美さんです。

昨年、《天から見れば》の入江富美子監督の初監督作品《1/4の奇跡》10周年記念祭でのこと。
南正文さんが2012年に亡くなってからというもの、特に表だった活動をする気持ちもなく過ごしていた弥生さん。入江富美子監督のお祝い事だからと10周年記念祭に参加。そこで、ひときわ楽しそうな心の底からの笑い声が後方から聞こえてきました「最近あんな風に笑った事ないな。。。昔は(正文さんと)よくあんな風に笑えていたなぁ。。。」と思いながら、中途退席して帰ろうと目立たないように席をたちました。
その時、追いかけてきて声をかけてきたのが、くりちゃん。あの楽しそうな笑い声のその人だったのです。
くりちゃんは入江富美子監督が初作品を世に出す前から監督を応援していたので、大阪までお祝いに駆けつけていました。
そして弥生さんに
『何度も《天から見れば》を観ていて、その度に感動すると同時に、南正文さんが亡くなって後、弥生さんはどう過ごされているのだろうと思ってました。沖縄の仲間みんなも心配しています』

その言葉を聞いた弥生さんは「自分の知らないそんな遠い場所で、会ったこともない人達までもが私の事を想ってくれている」と、それから直感で沖縄スタートへのスイッチが入ったそうです

弥生さんの本格的始動に関係者の皆様は喜びと同時に、沖縄からスタートという事に戸惑われたそうです。それは当然の事で、沖縄へは送料だけでも本土開催と比べて負担が大きくなります。
でも弥生さんの決意が多くの方々を動かし、沖縄初開催、しかも無料開催という奇跡的な企画で実現しました
南正文さんの絵を管理されている『口と足で描く芸術家協会』様が協賛、送料等ご負担していただいております。
また、大石順教尼先生の作品と、口と足で描く芸術家協会様からも作品が海を越えてきます。こんな奇跡的な展示会はそうそうありません。
ぜひこの機会をお見逃しなく





日本画家 南正文 作品展『よろこびの種を』
2月9日(金)〜20日(火) 作品展 入場無料
午前9時30分〜午後5時 ※最終入館は閉館30分前
浦添市美術館 浦添市仲間1-9-2

※休館日・・・19日(月)
※金曜日は午後7時閉館・・・9日(金)、16日(金)
※最終日は午後1時閉館・・・20日(火)





大石順教尼とその最後の弟子、南正文さんの人生を描いた
ドキュメンタリー映画《天から見れば》
浦添市美術館 講堂】上映会 有料
大人2000円、子ども・障碍割1000円(中学生以下・障碍手帳提示)
※2/9〜2/18、計17回の上映があります
※火・水・木は1日1回上映(午後2時)
※金・祝日は1日2回上映 (午前10時15分・午後2時)
※初日9日(金)午前の上映はオープニングセレモニー後、午前10時30分~午後0時30分予定。オープニングセレモニー終了時間によっては、上映開始が遅れる事が予想されます。予めご了承ください。

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